なぜ今、山口が学生旅行に人気?秋芳洞と秋吉台が選ばれる理由

山口県美祢市にある秋芳洞は、約3億5千万年前のサンゴ礁が起源となり、気の遠くなるような年月をかけて形成された巨大な鍾乳洞です。国の特別天然記念物にも指定されており、その規模はまさに日本最大級。洞窟内の全長は約10kmにも及び、そのうち約1kmが一般公開されています。洞内は年間を通して気温が安定しているため、季節を問わず快適に観光できるのが大きな魅力です。
一方、秋芳洞の真上には、石灰岩の白い岩肌が点在する広大な草原が広がっています。これが「秋吉台」です。日本三大カルストのひとつに数えられ、3億5千万年もの歳月をかけて形成されたと言われています。春は新緑、夏は青々とした草原、秋はススキ、冬は山焼きと、四季折々で異なる表情を見せてくれるのが特徴です。そのため、いつ訪れても心に残る絶景を楽しめます。
必見!秋芳洞の魅力を写真に収めるインスタ映えスポット3選
秋芳洞の内部には、自然が創り出したとは思えないほどユニークで美しいスポットがたくさんあります。正面入り口から進んでいくと現れる、特に写真映えする3つの見どころを順にご紹介しましょう。
1. まずはここから!「正面入り口」

秋芳洞の正面入り口は、巨大な岩壁にぽっかりと空いたようなダイナミックな景観が特徴です。洞窟内に入る前から、その圧倒的なスケール感に期待が高まります。洞窟の入り口を背景に、旅の始まりを記念する一枚を撮影してみてはいかがでしょうか。
2. 黄金に輝く大迫力!「黄金柱(おうごんばしら)」

正面入り口からしばらく進むと現れるのが、高さ15メートル、直径4メートルにも及ぶ巨大な鍾乳石「黄金柱」です。その名の通り、洞内がライトアップされると黄金色に輝き、圧倒的な存在感を放ちます。まるで映画のワンシーンのような、神秘的でパワフルな写真が撮れること間違いなしです。
- 撮影のコツ:全体を入れるように少し離れた場所から撮影するのがおすすめです。また、洞窟の暗さを活かして、黄金柱の光を際立たせるように撮ると幻想的な雰囲気に仕上がります。
3. 地球が創った芸術作品「百枚皿(ひゃくまいざら)」
秋芳洞のシンボルとも言えるのが、この「百枚皿」です。長い年月をかけて水が作り出した、まるで何段ものお皿が重なったような独特の地形です。大小さまざまな皿が重なり合って広がる光景は、まさに地球の芸術そのもの。水が溜まっている部分に光が反射し、時間帯や光の当たり方で様々な表情を見せてくれます。
- 撮影のコツ:地面ギリギリから見上げるように撮ると、皿の壮大さが際立ちます。さらに、水面を活かして、空を映し出すように工夫すると、より幻想的な写真になりますよ。
観光の前にチェック!秋芳洞の基本情報と賢い回り方
秋芳洞観光をより楽しむために、事前に知っておきたい基本情報をまとめました。
秋芳洞の基本情報
- 所在地:山口県美祢市秋芳町秋吉3506−2
- 営業時間:
- 3月~11月:8:30~17:30
- 12月~2月:8:30~16:30
- ※最終受付は閉洞の30分前まで
- 入洞料金:
- 大人(高校生以上):1,300円
- 中学生:1,050円
- 小学生:700円
- 秋芳洞内地図:

所要時間はどれくらい?3つの入り口の特徴を解説
洞内をゆっくり見て回るには、約1時間が目安です。しかし、秋芳洞には3つの入り口があり、どこから入るかで所要時間や見どころが変わってきます。そのため、事前に計画を立てておくとスムーズです。
- 正面口:最も一般的な入り口で、バス停や駐車場に近く、お土産店も充実しています。メインの見どころを効率良く回れるのがメリットです。
- エレベーター口:秋吉台の展望台から直接洞内へアクセスできるため、秋吉台とセットで楽しみたい方におすすめです。
- 黒谷口:少し離れた場所にあるため観光客が少なく、自分のペースでゆっくりと散策したい方にぴったりです。
洞内の気温は?秋芳洞に最適な服装と持ち物
秋芳洞の洞内は、夏でも気温が約15℃とひんやりしています。外が猛暑でも、中は天然のクーラーが効いているような快適さです。ただし、半袖・短パンだと肌寒く感じることもあるため、薄手のカーディガンやパーカー、ストールなど、サッと羽織れるものを一枚持っていくと安心です。また、洞内は少し滑りやすい場所もあるので、歩きやすいスニーカーが必須です。
学生旅行にぴったり!秋芳洞周辺のおすすめグルメ&カフェ
秋芳洞の探検を満喫した後は、お腹も心も満たしてくれる美味しいグルメやカフェに立ち寄ってみましょう。
山口名物「瓦そば」を堪能できるお店
台観望-合歓店・秋吉台店|山口県観光地 | 秋芳洞・秋吉台での土産物・食事・喫茶に!
山口県のご当地グルメとして最も有名なのが、熱々の瓦の上でいただく「瓦そば」です。そして、秋芳洞からほど近い「台観望 合歓店」では、一味違ったオリジナルの「ぜんじかっぱそば」が楽しめます。熱した鉄板で焼かれた香ばしい麺に、山口県産の牛肉やたっぷりのきゅうりが乗っており、温かい特製タレにつけていただくスタイルです。瓦そばとはまた違う、このお店でしか味わえないオリジナルメニューなので、ぜひ友達と食べ比べてみてください。また、ボリューム満点なのにリーズナブルな価格も学生さんには嬉しいポイントです。そのため、旅のランチにはぴったりです。
【店舗情報】
- 台観望 合歓店
- 住所:山口県美祢市秋芳町秋吉3385
- 営業時間:9:00~16:00(閉店17:00)
- 電話番号:0837-62-1521
SNSで話題!写真映えするスイーツ&ドリンク
【美祢オープン】新感覚スイーツを早速チェック!/あまいろカフェ – 地元情報誌が山口県を深堀していくウェブマガジン
秋芳洞商店街にあるおしゃれなカフェ「あまいろcafe」は、写真映えするスイーツやドリンクが豊富です。特に注目なのが、可愛らしいクマの形のボトルに入ったドリンクや、食べる宝石と言われる「琥珀糖(こはくとう)」。どれも写真映えすること間違いなしです。他にも、もちもち食感が楽しい「キャンドルボーイ」や、地元産のいちごを使ったドリンクなど、テイクアウトできるメニューも充実しています。洞窟探検の後でちょっと休憩したいときや、SNSにアップするスイーツを探しているなら、ぜひ立ち寄ってみてください。
【店舗情報】
- あまいろcafe
- 住所:山口県美祢市秋芳町秋吉3484−1(秋芳洞商店街内)
- 営業時間:10:30〜16:00 不定休
- 公式Instagram:あまいろcafe(@amairocafe) • Instagram写真と動画
車がなくても大丈夫!「山口 観光 車なし」モデルコース
公共交通機関で山口の二大絶景スポットを巡る日帰りプランをご紹介します。このモデルコースなら、車がなくても時間を有効に使って観光を楽しめます。
【モデルコース】
- JR新山口駅(在来線口)から路線バスに乗車(約40分)
- 「秋芳洞」で下車し、洞内を散策(約1時間)
- 洞内にあるエレベーター口から地上に出て、「秋吉台展望台」へ
- 秋吉台の広大な景色を満喫
- バス停から再びバスに乗り、JR新山口駅へ戻る
バスの時刻表は事前にチェックしておくと、よりスムーズに旅を進められます。【CTA】詳しいバスの運行情報はこちらからご確認ください → 防長交通公式サイト
秋芳洞観光のよくある質問
Q1: 秋芳洞の所要時間はどれくらいですか?
A1: 秋芳洞の洞内をゆっくり見て回るには、約1時間が目安です。ただし、洞窟全体をじっくり見たい場合は、もう少し余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
Q2: 秋芳洞の服装はどんなものが良いですか?
A2: 秋芳洞の洞内は、夏でも気温が**約15℃**とひんやりしているため、薄手のカーディガンやパーカーなど、サッと羽織れるものを持っていくと安心です。また、洞内は滑りやすい場所もあるので、歩きやすいスニーカーが必須です。
Q3: 秋吉台と秋芳洞は、車がなくても観光できますか?
A3: はい、車がなくても公共交通機関で観光できます。JR新山口駅から路線バスに乗車し、秋芳洞バス停で下車するルートが一般的です。秋芳洞のエレベーター口を利用すれば、秋吉台とセットで効率よく回ることも可能です。
Q4: 秋芳洞周辺で楽しめるグルメは何ですか?
A4: 秋芳洞周辺では、山口名物の瓦そばや、オリジナルのぜんじかっぱそばが楽しめます。また、秋芳洞商店街には、写真映えする琥珀糖やドリンクを販売しているおしゃれなカフェもあります。
まとめ|山口の自然とグルメを堪能する最高の学生旅行へ

ここまで、学生さんの旅行に特化した秋芳洞・秋吉台の魅力をお伝えしてきました。
- インスタ映えする絶景スポットで、友達や大切な人との特別な思い出を写真に残せる
- 安くて美味しいご当地グルメや、おしゃれなカフェ巡りで旅の満足度が上がる
- 車がなくても電車やバスで手軽に観光できる
- 夏でも涼しい洞窟は、暑さを気にせず快適に楽しめる
山口県は、自然の神秘に触れ、美味しいものを食べ、心ゆくまで楽しめる場所です。次の旅行の行き先を迷っているなら、ぜひ候補に入れてみてください。きっと、忘れられない最高の思い出が作れますよ!