長門峡ってどんなところ?知っておきたい基本情報
国の名勝「長門峡」とは?

山口県山口市阿東と萩市にまたがる長門峡は、阿武川の上流部にある大渓谷です。国の名勝および県立自然公園に指定されており、渓谷の遊歩道は「新日本歩く道紀行100選」にも選ばれています。
長門峡の遊歩道は全長約5.1kmあり、片道約2時間半の道のりです。そのため、ハイキングに適した服装と靴で訪れることをおすすめします。また、四季を通じて異なる表情を見せるため、新緑の季節や冬の雪景色もおすすめです。
紅葉の見頃時期はいつ?最新情報もチェック

長門峡の紅葉は、例年11月上旬から中旬にかけてピークを迎えます。この時期は渓谷全体が燃えるような赤や黄色に染まり、一年で最も美しい景色となります。しかし、天候や気温によって見頃が変動することがあるため、訪問前には最新の情報をチェックしておきましょう。
絶景を堪能!長門峡のおすすめ撮影・観光スポット5選
長門峡の魅力は、紅葉だけでなく、渓谷特有のダイナミックな地形にあります。ここでは、カメラ愛好家はもちろん、誰もが感動できる絶景スポットを5つご紹介します。
竜宮淵:リフレクションを狙うなら早朝が狙い目!

長門峡のハイライトともいえるのが、この竜宮淵です。周囲の断崖絶壁と、その足元を流れるエメラルドグリーンの淵が織りなす光景は、まさに神秘的です。風のない穏やかな日には、水面に紅葉や奇岩が鏡のように映り込むリフレクション(水面反射)を狙うことができます。したがって、写真撮影が目的ならば、早朝の人が少ない時間帯が特におすすめです。
羅漢石:渓谷の力強さを表現する大胆構図に挑戦

遊歩道の途中にある羅漢石は、その名の通り、まるで仏像のようにそびえる巨岩です。単独で撮影するのも良いですが、紅葉を背景に大胆な構図で切り取れば、長門峡の荘厳で力強い雰囲気を表現できます。特にローアングルから見上げるように撮ると、より迫力のある一枚になります。
長門峡の滝:長時間露光で水の流れを幻想的に

長門峡には小さな滝が点在しており、動く被写体として格好の撮影対象です。三脚を立てて長時間露光に挑戦すれば、水の流れが絹のように滑らかで幻想的な写真に仕上がります。紅葉の赤や黄色と、乳白色の水のコントラストが美しい、アーティスティックな作品を創り出せるでしょう。
船の瀬・千畳敷:渓谷の深さを感じる穴場スポット

竜宮淵からさらに上流へ進むと現れるのが、船の瀬や千畳敷です。このあたりは、水深が浅く岩がむき出しになっており、ダイナミックな渓谷の景観を肌で感じられます。さらに、遊歩道を進むにつれて紅葉の色合いや光の差し込み方が変わるため、まさに歩くほどに新しい発見がある場所です。
長門峡遊歩道:木漏れ日を活かした温かい光景

全長5.1kmの遊歩道を歩いていると、渓谷の木々の間から差し込む木漏れ日が美しい光景を作り出します。スポットライトのように光が当たる紅葉を狙ったり、キラキラと輝く光芒を写真に収めたりと、歩きながらシャッターチャンスを探すのがおすすめです。温かみのある光景は、見ている人の心にも響くでしょう。
長門峡観光をさらに満喫!おすすめの楽しみ方
歩いて感じる!紅葉ハイキングモデルコース

長門峡を訪れるなら、遊歩道のハイキングは外せません。ここでは、家族連れや初心者でも安心して楽しめるモデルコースをご紹介します。
【片道コース】道の駅 長門峡 → 竜宮淵(約2時間)
- スタート: 道の駅 長門峡を出発。駐車場も広く、トイレや休憩所もあるので安心です。
- 道中: 遊歩道は整備されていますが、起伏もあるため、動きやすい服装と靴で向かいましょう。
- ゴール: 竜宮淵に到着。遊歩道の終点にあるこの場所は、写真撮影にも最適な絶景スポットです。
美味しい旅の思い出!周辺グルメ・お土産情報
道の駅「長門峡」 | あとうを観光 | 山口県山口市阿東で遊ぼう! あっとほぅむ阿東
元祖瓦そば たかせ 長門湯本店(長門/ご当地グルメ) – Retty(レッティ)
長門峡ハイキングでお腹が空いたら、周辺のグルメスポットに立ち寄ってみましょう。
- 道の駅 長門峡: レストランでは、地元の食材を使った料理を楽しめます。また、お土産コーナーでは特産品や加工品が手に入ります。特に、季節限定の「栗ソフトクリーム」は人気です。
- 瓦そばたかせ: 長門峡から車で約50分。山口県の名物「瓦そば」を味わうなら外せないお店です。熱い瓦の上で提供される茶そばと、錦糸卵や牛肉の絶妙なハーモニーを堪能できます。
訪問前に要確認!アクセス・駐車場・料金情報
長門峡へのアクセス方法(車・JR)
長門峡へは、車とJRのいずれでもアクセス可能です。ただし、紅葉シーズンは周辺道路や駐車場が混雑しやすいため、時間に余裕を持った計画をおすすめします。
- 所在地: 山口県山口市阿東篠目
- 【車でのアクセス】
- 中国自動車道「小郡IC」から国道9号経由で約1時間
- 萩方面からは国道262号経由
- 【JRでのアクセス】
- JR山口線「長門峡駅」下車、徒歩約5分で「道の駅 長門峡」に到着します。
駐車場情報・料金
長門峡には無料の駐車場があります。
- 道の駅 長門峡: 無料駐車場(普通車約50台、大型車あり)
- 竜宮淵: 無料駐車場(約10台)
料金・利用時間・トイレ情報
- 入場料: 無料
- 遊歩道: 24時間利用可能(ただし、日没後は危険なため注意)
- トイレ: 道の駅 長門峡、竜宮淵に設置されています。
【Q&A】よくある質問に答えます
Q1:長門峡の紅葉はいつ頃が見頃ですか?
A1: 長門峡の紅葉は例年11月上旬から中旬に見頃を迎えます。天候によって変動するため、最新の情報は「道の駅 長門峡」の公式サイトや山口県観光連盟のホームページで事前に確認することをおすすめします。
Q2:長門峡の入場料はかかりますか?
A2: 長門峡は入場料無料です。遊歩道の通行も無料ですので、気軽に自然散策を楽しめます。
Q3:長門峡には駐車場がありますか?
A3: はい、長門峡には「道の駅 長門峡」と「竜宮淵」に無料の駐車場があります。特に紅葉シーズンは混雑が予想されるため、早めの到着をおすすめします。
Q4:長門峡でドローンを飛ばせますか?
A4: 長門峡は国立公園内に位置しているため、ドローン飛行は原則として禁止されています。無許可で飛行させた場合、罰則の対象となる可能性がありますので、絶対にやめましょう。
まとめ:次の休日は長門峡で“ぶち”感動しよう!

山口県が誇る名勝、長門峡。この渓谷は、ただ美しい景色を楽しむだけでなく、クリエイターの感性を刺激する被写体の宝庫であり、また家族や友人と自然を満喫できる絶好のハイキングスポットでもあります。
この記事でご紹介した撮影スポットやテクニック、そして周辺の立ち寄り情報を参考にすれば、きっとあなただけの特別な旅を計画できるはずです。さあ、カメラを片手に、あなただけの傑作を撮る旅に出かけましょう。